飲酒運転での交通事故なんて絶対ダメ 知っておきたい対処

飲酒運転での交通事故なんて絶対ダメ 知っておきたい対処

 飲酒運転は法律違反であり、酒気帯び運転や酒酔い運転を行うと1回で免停や欠格処分になります。また、事故を起こしたときはケースにより自動車運転過失致死傷罪より重い、危険運転致死傷罪が適用され、15年以上の懲役刑が課されることがあります。懲役15年は殺人罪に準ずるほどの量刑です。また、飲酒して運転すると認識した上で車両を提供した人や同乗した人も別個に処罰されます。

 しかし、飲酒をする予定が無く自家用車で来たものの、飲酒をしてしまったということもあるでしょう。アルコールが抜けるまでは車の運転をすることは絶対に許されません。近年は飲酒運転撲滅の流れが強まってきたことから様々な飲酒運転の防止策があります。例えば運転代行は、飲酒をした場合に安全に帰宅する方法です。運転代行では二人一組で、依頼者を乗せて随伴する車と、依頼者の車に乗って運ぶ人がいます。こうすることで依頼者と自家用車を安全に帰宅させることができます。料金もタクシーの倍ほどで、後日車を取りに行く手間などを考えると非常にお得な方法であるとも言えます。

 社会全体の取り組みとしてハンドルキーパー運動があります。これは全日本交通安全協会が行う運動で、JAFと日本フードサービス協会とが連携し、飲食をする団体に車の利用の有無を問い、決められたハンドルキーパーには酒類を提供しないというものです。ハンドルキーパーの席には目印を置いたり、運転代行を依頼する際には安全が確認できるまで車のキーを預かるという活動もあります。このような取り組みから、飲酒運転の摘発者数が減ることを祈るばかりです。